Monoxerボードゲームブログ

モノグサ株式会社で日々行われているボードゲームの戦績を紹介するブログです

ボードゲーム専用テーブルを特注で作りました

 f:id:monoxer_boardgame:20190522143049j:plain

 

製作の背景

私達は初めてお会いする方に自分たちの事業を説明する際、『記憶の会社です』と名乗ることが多いのですが、それと同じくらい、ボードゲームが好きな会社』という面を隙あらばアピールをしております。

f:id:monoxer_boardgame:20190415203004j:plain

ノベルティとして作ったサイコロ。1の目がモノグサのロゴになっています。

こうした地道な活動のおかげかはさておきまして、嬉しいことに、このボードゲームブログを見ましたという声もちらほらといただくようになりました。回顧が適当な回も多く恥ずかしいのですが、ありがたいかぎりです。

そんなボードゲームが大好きな我々には一つの野望がありまして、それはボードゲーム専用のテーブルを作る』というものでした。市販のテーブルでも十分良いのですが、どこか「帯に短し襷に長し」な部分もあります。3月からオフィスも広くなったことなので、どうせならこの野望を実行に移してみようと思ったわけです。

 

これまでの歴代のテーブルたち

1.みんなの袖机期

f:id:monoxer_boardgame:20181109175320j:plain

途中から導入された緑マット

最初期はみんなの袖机を寄せ合いテーブル代わりにしていました。足はガツガツと当たりますし、プレイするときはやたらと前傾姿勢。袖机間の微妙な段差で駒はズレ、カードは溝に落ちていきました。盤面を広げる系ゲームには狭すぎてプレイに支障がでたため、いよいよテーブルを買うことに。

 

2.折りたたみ式楕円テーブル期

弊社のゲームマスター畔柳がいろんな市販テーブルを吟味した結果、こちらの楕円テーブルを買いました。

f:id:monoxer_boardgame:20181113180707j:plain

マットが足りない

形として長方形のテーブルは、カドの対角線が遠いのでプレイしづらそう、という理由で楕円を選んだのですが、これが結果的にはとてもよかったです。徐々に社員の数が増えてきたこともあり、ぐるりと囲んでも誰かと遠い感じもせずにとてもいい感じでした。しかし、ここがこうだったら…!というポイントがいくつかあり、これが野望(テーブル作る)へとつながっていったのでした。

 

製作概要

今回、テーブルを製作するにあたって、設計や実際の製作はうちばこやさんにお願いしました。

https://twitter.com/sparkring_melly

せっかく作るのならボードゲームに造詣が深い木の職人さんにお願いしたいなと思い、いろいろとリサーチを進めた結果、まさに条件にぴったりだったうちばこやさんにたどり着き、『ぜひ!』とお願いしました。

打ち合わせはメールベースで進めたのですが、参考までにボードゲーム棚の写真を送ったところ一見しただけで、『プレイしているゲームをみると、もっともスペースを占有しそうなのはcavernaですね』とテーブルサイズの目安を見抜く返答がきて痺れたのを覚えています。なんとも頼もしい…

そこから具体的なイメージをすり合わせていく中で、こちらの基本的な要望を叶えていただきつつも、細かなところ(素材の選定など)はプロにお任せをさせていただきました。

 

そして実際に先日、無事完成したとの連絡があり、納品頂いたのがこちらです!

f:id:monoxer_boardgame:20190522181736j:plain

 

こだわりポイント

テーブルの形

当初の設計案は円形や六角形なども検討したのですが、プレイ人数によっての良し悪しが大きく、気に入っていた楕円形を採用しました。基本思想は『目的合理的に、シンプルに、汎用性高く』という感じで、でこっとした飾りもなく作っていただいております。

大きさは現状使っていた楕円テーブルと大きくは変えていないのですが、短辺の幅を従来の106cmから95cmに縮め、2人プレイなどで向き合った際の距離を短くしました。テーブルの高さは足を入れてゆとりがあるように72cmにしています。

 

脚部 

現在の楕円テーブルは、座る位置によっては、机の脚が邪魔になることが多かったので、足を入れた際に邪魔にならないようにお願いをしました。支柱を中央に寄せ、L字型に接地面を工夫いただいたことで足置きにもなるという優れた仕様に。

f:id:monoxer_boardgame:20190522183459p:plain

Before→After

また脚部は、丈夫なヒノキを使用して、ほぞ組み(釘を使わない組み方)で組み立てていただいており、会社同様、長く活躍できるように工夫していただきました。

 

テーブルの縁

プレイエリアを一段(2cm)下げていただき、サイコロなどを振った時に場外に飛び出にくい仕様になっています。縁の幅は8cmで肘置きに最適。また縁には溝を掘っており、溝に自分の手札を立てておけるちょっとした工夫。お互いに誰が何枚持っているかがひと目で分かるので便利です。大人数のときには隣の人には見えてしまう可能性があるので、溝についたてを立てるなどの拡張性がありそうですね。

f:id:monoxer_boardgame:20190522181819j:plain

厚めのタイルも置けてしまう万能溝

木の上に直にカードを置くとカードが取りにくいのでマットは必須です。当初はミンクソフトという素材の布を検討していたのですが、高級ソファや高級車シートカバーに使われているラムースという素材をうちばこやさんに紹介いただき、汚れにも強く丸洗い可能とのことでこちらを採用しました。カラーは色々なカードの背景色を考え、かぶりにくい緑系にしました。 

カバーは着脱可能なので、外すとミーティングテーブルとしても使えます。

f:id:monoxer_boardgame:20190522181745j:plain

さわり心地も良好です。

 

使ってみた感想

テーブルが届くやいなや、試しにみんなでプレイしてみたのですが、めちゃめちゃボードゲームしやすいです。 最高です。 溝にカードを立てて、両手が自由になると心なしか視界も広がる気がします。テーブル自体の強度計算もしっかりしていただいているので、使い心地もしっかりしていますし、言うことありません。

結論、とてもいいです。

(改めてご製作いただいたうちばこやさま、ありがとうございました。)

f:id:monoxer_boardgame:20190522143049j:plain

 

 

最後に

そんなボードゲーム大好きなモノグサ株式会社では、エンジニア、セールス、カスタマーサクセスなど、各ポジションを絶賛採用中でございます。

 

www.wantedly.com

 

corp.monoxer.com

 

どんな会社か興味がでた、もしくはテーブルでゲームを一緒にしてみたいという動機でも問題ございません。少しでも弊社にご興味を持っていただけたならば、お気軽にコンタクトをいただければと思います。

 

以上、モノグサ株式会社でした。